私たち母娘が「資産1億円」を築いたのは、特別な才能があったからでも、突発的な幸運に恵まれたからでもありません。
それぞれがシングルマザーとして直面したお金の不安、子育てや将来への心配を原動力に、
「できることをコツコツ積み重ねてきた結果」手に入れた資産です。
節約、インデックス投資、高配当株、iDeCo・NISAの活用、そして不動産運用——
地味で地道な取り組みを続けることで、気づけば1億円という資産を築くことができました。

本当にコツコツ続けた結果です
この記事では、私たちがどのようにして資産を増やしてきたのか、リアルな実践記録を具体的にお伝えします。
「老後が不安」
「子どもの教育費をどうしよう」
「今のままで本当に大丈夫?」
そんな悩みを抱える方にとって、少しでもヒントになる内容になれば幸いです。



まずは私たちの
自己紹介をさせてください
私たち母娘のプロフィール


このブログを書いているのは、58歳の母(私)と、現在妊娠中の28歳の娘です。
娘は選択的シングルマザーとして新しい命を迎える準備をしており、これからは「母娘+赤ちゃん」の3人暮らしがスタートします。
母:58歳
30代で離婚後、シングルマザーとして息子と娘の2人の子どもを育ててきました。
家計を支えるため、独身時代から勤めていた不動産会社で現在も働き続けています。
業務としては経理事務からスタートし、その後、宅地建物取引士をはじめとする不動産に関する複数の資格を取得。



これらの知識は
持っていて損はしません
経理の仕事を通して税金や会計の知識も深め、不動産運用を含めた資産形成にも本格的に取り組むようになりました。



仕事のおかげで
税金やお金の勉強が
できたことはラッキーでした
資産形成に目覚めたのは30代後半。
老後の生活と子どもたちの将来を見据え、「このままでは不安」と感じたのがきっかけです。
現在は約7,000万円の資産を保有し、娘と一緒に1億円超の資産を運用しています。
娘:28歳
母の影響を受け、20代前半から少額で投資をスタート。
イラスト関係のフリーランスとして活動しながら、コツコツと貯金と積立投資を続けてきました。
現在は妊娠中で、もうすぐ母親になります。
選択的シングルマザーとして、子どもとの時間を大切にできる働き方と暮らしを模索中。
フリーランスという柔軟な働き方を活かしながら、セミリタイアも視野に入れたライフスタイルを目指しています。
保有資産は約3,000万円。母と協力しながら、1億円を超える資産をどう活かしていくかを日々考えながら準備を進めています。



次は私たちが実際に
取り組んだことを
お話します
取り組んだこと①|生活費の見直しと徹底した家計管理


資産形成の第一歩は、「支出を減らすこと」でした。
収入を増やすのは時間も労力もかかりますが、支出はすぐにでもコントロールできます。
母娘それぞれのライフステージに応じて、家計の見直しを徹底的に行いました。
母の取り組み
母が資産形成を始めた30代後半は、まだ子どもたちが小さく教育費もかかる時期でした。
その中でも「固定費の見直し」から着手。
以下のような取り組みを行いました。
- 格安スマホへの乗り換え
通信費を家族全体で月1万円以上削減。 - 保険の見直し
不要な掛け捨て保険を解約し、本当に必要な保障に絞ることで年間数万円の節約。 - 食費・日用品の買い方の工夫
まとめ買いや業務スーパーの活用で、月数千円の節約に。
また、家計簿で日々の支出を記録し、毎月の「無駄」を数字で可視化。
「何にいくら使ったか」を把握するだけで、お金の使い方に対する意識が大きく変わりました。



家計管理は本当に重要です
今なら便利な家計簿アプリが
ありますね
娘の取り組み
娘も大学中退後すぐにフリーランスとなったため、安定収入ではなく、無理のない生活費での暮らしが前提でした。
- 実家暮らしで固定費を抑える
家賃・水道光熱費がかからない環境で、収入の多くを貯蓄や投資にまわすことができました。 - 支出の自動管理
クレジットカードや電子マネーの明細を連携させ、毎月の支出を自動集計。月の予算を守るクセをつけました。 - 「欲しい」ではなく「必要か」で判断する買い物習慣
SNSでの見栄や流行に流されず、自分にとって価値のある消費だけを選ぶよう心がけました。
補足すると、娘はSNSが嫌いでいまどきの女の子たちが飛びつくようなものには一切興味がありません。
しかし、デジタルイラストを中学生から描いていた関係で、PCやスマホアプリなどにはとても詳しいです。
割り切った性格で分析力にたけている分、リアルな人間関係の構築は少し苦手意識があります。



交際費にあまり
お金がかからない
性格でした
取り組んだこと②|インデックス投資でコツコツ資産形成


私たち母娘が資産形成の土台としたのが「インデックス投資」です。
長期・積立・分散を基本に、リスクを抑えながらコツコツ資産を増やしてきました。
母の投資スタイル
母は旧NISAを活用して積立投資をスタート。
新NISAに切り替わってからは、主に「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を選びました。
積立投資枠で毎月一定額を積み立てるほか、成長投資枠では年初に一括で投資を行うスタイルです。
世界中の株式に分散して投資することで、特定の地域や銘柄に偏らず、リスクを抑えることを強く意識しています。



50代後半はもうリスクを
取れる歳ではなくなっています
娘の投資スタイル
娘も旧NISAから投資を始め、20代の若さを活かして積極的な投資に挑戦。
新NISAでは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の2本柱で投資しています。
積立投資枠で定期的に買い付けるほか、成長投資枠では年初に一括投資を行い、米国市場の成長に期待をかけつつ、世界全体への分散も忘れません。



娘は時間がたっぷりあります


取り組んだこと③|不動産運用で資産を増やす


母の資産形成の中で、もっとも効果を発揮したのが不動産運用です。
不動産会社で長年勤めた経験と専門知識を活かし、自分のスタイルに合った堅実な方法で収益を生み出してきました。
住宅ローンを使わず、現金で物件購入
投資用不動産の購入に際して、住宅ローンは一切利用せず、すべて現金で購入しています。



これは利息負担を避け
収益性を高めるための
判断でした
もともと経理事務をしていたため、キャッシュフローや資産のバランス管理には自信があり、無理のない範囲での運用を徹底しています。
自主管理でコスト削減&住民対応もスピーディーに
母は不動産管理の実務経験も豊富なため、管理会社は入れずにすべて自主管理で対応しています。
共用部の清掃手配や修繕のスケジューリングなど、日常的な管理業務も自分で行い、必要なメンテナンスは、仕事を通じてつながった信頼できる業者さんに直接依頼。
中間マージンが発生しない分、メンテナンス費用を大幅に抑えることができています。
また、住民からのクレームやトラブルにも迅速に対応することで、入居者満足度を高め、退去率の低下にもつながっています。



築古でボロボロでも
あまりクレームもなく
住んでくださっています
節税効果も大きなメリットに
不動産運用を始めたことで、毎年の確定申告は必須になりましたが、経費として計上できる項目が多くあるため、税金の支払いも大きく軽減されています。
管理費、修繕費、通信費、交通費など、仕事と関連づけられる支出は適切に整理して経費に組み込み、帳簿管理も抜かりなく行っています。



会社の給料以外に
事業を一つでも持つと
このようなメリットが
あります
このように、不動産運用は「物件を買って終わり」ではなく、日々の管理と改善の積み重ねがものを言います。
母の実務経験と地道な努力があったからこそ、安定した不動産収入という形で資産形成につなげることができました。
まとめ|私たち母娘が実践してきたこと
私たちは、特別な才能や大きな収入があったわけではありません。
ただ、「将来への不安」をきっかけに、日々の生活の中でできることを少しずつ積み重ねてきただけです。
- 母は、長年の仕事で培った知識と経験を活かし、家計管理・投資・不動産運用に地道に取り組んできました。
- 娘は、母の姿を見ながら、若いうちから少額でもコツコツと積立投資を始め、節約と両立させて資産を増やしてきました。
どちらにも共通しているのは、「無理をせず、リスクを抑えて、続けられることをやる」というスタンスです。
投資はタイミングよりも「続けること」が何よりも大切。
そして、不動産運用は「買って終わり」ではなく、管理力と実行力が問われるリアルな経営です。
現在、私たちは母娘で1億円を超える資産を管理・運用しながら、これから始まる「赤ちゃんとの新しい暮らし」に備えています。



資産があることで
仕事の選択肢も
生活の自由度も
広がりました
これからの目標は、「お金に縛られず、子どもと一緒に安心して暮らせること」
そんなライフスタイルを目指しながら、これからも資産運用や節約の実践を続けていきます。
このブログでは、母娘それぞれの視点から、1億円の資産形成までのリアルな実践記録を発信していきます。
同じように将来への不安を抱えている方や、子育てとお金のバランスで悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


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