
「1億円の資産があれば安心」
そう思われるかもしれませんが、実際は「お金を使いながら生きる=セミリタイア生活」。
だからこそ、毎月どれだけ出ていくかをきちんと把握しておくことが大切です。

私たちは母(58歳)・娘(28歳)+赤ちゃんという3人家族で、
セミリタイア生活をスタートするために、毎月の生活費と資産の使い方を徹底的に見直しました。
この記事では、母娘+赤ちゃんの3人家族が、1億円を元にセミリタイアを目指すために、
・どんな家計管理をしているのか?
・リアルな月18万円の生活費内訳
・資産の取り崩しと収入のバランス
について、具体的な数字を交えてご紹介します。

家計管理はとても大切です
我が家のセミリタイア生活スタイル【資産1億円の母娘+赤ちゃん】
- 住まい:母名義の戸建て(住宅ローン完済)
- 家族構成:母(58歳)+娘(28歳・育休予定)+赤ちゃん
- 収入:投資収益+在宅でできる副業(月10万円を目標にしています)
- 資産:合計1億円(母7,000万円+娘3,000万円)
→つまり、毎月の生活費は、資産の取り崩し+副収入でカバーしていきます。



在宅でできる副業は
娘がイラストの仕事、
私がブログを書くなどです
毎月の家計内訳(目安)
費目 | 金額(円) | 備考 |
---|---|---|
食費 | 60,000 | 自炊中心+たまに外食 |
水道光熱費 | 25,000 | 季節で変動あり |
通信費 | 10,000 | スマホ×2+Wi-Fi |
保険 | 12,000 | 医療+自動車など最低限 |
日用品 | 10,000 | ベビー用品含む |
医療費 | 8,000 | 健康管理・歯科など |
交通費 | 8,000 | 車+公共交通 |
娯楽・交際費 | 20,000 | カフェ、図書館、公園などの外出費用も含む |
教育・育児費 | 20,000 | おむつ・ベビーグッズなど |
その他 | 7,000 | 臨時出費の積立など |
合計 | 180,000円前後 | ※無理のない支出ペース |
月18万円生活の家計の工夫と節約ポイント
✔ 住宅ローンや家賃がゼロ
→ 持ち家のため、住居費がかからないのが大きな強み。
✔ 「満足度の高い節約」を徹底
→ 家庭菜園(ズッキーニ、スナップえんどうなど)、ふるさと納税(日用品中心)、図書館活用などをフル活用。
✔ モノより「時間」と「自由」を優先
→ 物欲を手放すことで、支出が自然と減りました。
✔ 子育ては「お金より人手」
→ 母娘で協力しあう体制で子育てします。
年間216万円はどうやって用意する?資産の使い方と収入計画
我が家の年間の必要な生活費は18万円(1ヶ月の生活費)×12ヶ月=216万円です。
私たちの資産から年間216万円を捻出する方法は次のとおり。
私(母)の資産7000万円の内訳は以下の通りです。
- 預貯金:約2,400万円
- 投資信託・株式:約3,000万円(主にインデックスと日本の高配当株中心)
- 小規模企業共済見込み額:約1,600万円
- 持ち家(戸建):評価額として計算せず
現在の私の高配当株からの年間配当金は36万円。
高配当株の銘柄は約100銘柄です。
食品・インフラ・通信・商社など安定業種が中心です。
少額ずつ幅広く分散し、1銘柄に偏らないようにしています。
しっかりと企業分析して分散投資しているので、この金額はまず今後も増えることはあっても減ることはないと思っています。
今後、私に入ってくるお金(上の資産以外)
- 個人年金(60歳〜70歳までの10年間):160万円/年間
- 年金(65歳から受給開始の場合):160万円/年間
- 保険満期金(建物共済など):1000万円/一時金
年間216万円の生活費を補うためには、60歳までは高配当株の配当金36万円以外に180万円が必要です。
それは今保有している預貯金から出します。(180万円×2年=360万)
60歳からは私の個人年金から160万円もらえるので残り20万円。
これくらいは娘の仕事で十分稼げる範囲です。(実際はもっと稼げると思うので、その分はちょっとした旅行代や子どものための貯金に回します。)
年金を65歳からもらうか、70歳まで繰下げるかはその時に判断しようと思います。



年金を70歳まで
繰下げ受給すると
もらえる年金額が
42%増額されます
私の年金額は現時点で年間160万円なので、70歳まで繰下げると227万円に増えるということです。
その金額を一生もらえるとなると、その後の生活費の心配はしなくても大丈夫です。
私は隠居生活をしますが、娘はこれからも仕事ができる年齢。
その収入で子どものためのお金を貯めたり、余暇の費用に充てるつもりです。
ライフプランを考えてみた
「この生活を30年後も維持できるのか?」と気になるので簡単ですが、ライフプラン例を立ててみました。
年齢 | 想定イベント | 主な収入 | 資産の変化 |
---|---|---|---|
58歳 | セミリタイア開始 | 配当36万+預金取り崩し | 減少(-180万円/年) |
60歳 | 個人年金開始 | 年160万円+副業収入 | 減少ペースゆるやかに |
65歳 | 公的年金受給開始 | 年160万円 | 生活費の多くをカバー |
70歳 | 年金繰下げなら42%増 | 年228万円 | 余剰分を貯金 or 再投資 |
このようなイメージで進むつもりです。
赤ちゃんが大きくなったときの教育費等は、娘の投資信託の長期投資での増加や、在宅ワーク収入でまかなえると思っています。
私の役割としては、3人での生活費を出すこと。
現預金もそれなりにあるので、何か特別なことが起こったときは対応できると思っています。
私の老後ビジョン(資産は減らさない)
私と娘と赤ちゃんとの3人で暮らすための生活費は私の個人年金や繰下げ受給の年金で捻出できることがわかりました。
とはいえ、私もいつまでも元気に生きていけるわけでもありません。
人間の寿命と健康寿命は約10歳ほどの開きがあるといわれます。
女性の平均寿命が80歳であれば、健康に体が動くのは70歳くらいまでとか。
私は40代からマラソンを始めて、今でも20kmくらいは普通に走れます。
それに登山もしているので体力はある方です。



元気が取り柄です
この健康生活をどれだけ長くつづけられるのかがポイントです。
なので普段の食生活や運動、ストレッチにはかなり気を使っています。



股関節のストレッチが
おすすめです
できるだけ長くこの家族で楽しく笑って生活がしたい。
だけど、いつか私に介護が必要なときが来たのなら、娘や孫の負担になりたくないと思っています。
なので老人施設に入所できるくらいの資金は確保しておくつもりです。
ですので、今ある7000万円の資産はできるだけ減らさずに運用し続けていくつもりです。
娘の未来のビジョン(資産を増やす)
娘はまだ28歳。
老後まで時間がたっぷりあります。
子どもの教育資金などを用意するためにも、今ある資産を増やすステージです。
生活費を母(私)が出すことは、世間的には「甘えてる」「自立してないじゃないか」と言われるかもしれません。
しかし、世の中の女性で30歳年上の旦那様がいらっしゃる方もいますよね?
親子くらいの年の差夫婦。
その場合は、生活費を旦那様が出していることが多いと思いますが、それと同じようなことかなと思っています。



うちはリアル親子と
いうだけです
母(私)の気持ちとしては、娘が親と同じくらいの男性と結婚したとして、十年先には介護生活が待っているというような未来よりは、私がそばで子育てをサポートをする代わりに、孫の成長を間近で見せてもらうということの方が幸せに思ってしまったわけです。
なので生活費を母(私)が出すことに抵抗感はありません。
その分、娘の収入は娘の老後と子どもの将来のために投資して資産を増やしていってほしいと望みます。
これから可能性のある若い人たちに安心できる未来を与えてあげたいです。



次は私たちがどうやって
1億円の資産を築いたのかを
お話します
私たちは資産をどうやって増やしたのか?


世の中には、資産1億円をお持ちの方方は沢山いらっしゃると思います。
しかしシングルマザーの母娘で資産1億円というのは少し珍しいかもしれませんね。
私たち母娘がどうして資産を増やしていったのかお話したいと思います。
58歳の母が資産を7000万円にした方法
私が結婚した当初は200万円くらいの貯金を持っていました。
それは母が私のために貯めてくれた預貯金などでした。
それを少しでも利率の高い預金に預けていました。
当時の郵便局の定額貯金は年利6%!
約10年で預けた金額が倍になると言われていた時代です。



元金が保証されている上に
この金利は今ではありえません
更に、少しでもお金があると(例え1万円でも)私は全て定額貯金にしていました。
もちろん子供達が生まれたときにいただいたお祝い金なども全て定額貯金。
そして水道光熱費や食材の節約、子ども用品は全ておさがりなどで出費を控えてとにかく1万円でも手元にお金が残れば全て貯金でした。



このときの意識は
今でも続いています
節約意識は抜けません
とはいえども、当時の若い夫婦のお給料なんてたかがしれています。
その中から毎月1~3万円を貯金したとしてもなかなか増えるという感覚はなかったです。
結婚7年目に私は離婚、財産分与の手続きをして、そこから不動産投資を始めました。
私は宅建士の免許も持っていて、不動産の仕事をしています。
なので不動産の知識があります。
大きく増やした方法はやはり不動産投資です。
築古の賃貸物件を保有することで賃料収入を得るようになってからはグングンと資産が増えました。



不動産投資は
パワーがありますが
知識がないと
難しいのも確かです
そしてコロナ禍から始めたNISA。(2024年からは新NISA)
ここでインデックス投資と高配当株の知識をつけたのも大きかったと思います。
そして今ではシングルマザーでも資産7000万円にまで増やすことができました。
28歳の娘が資産を3000万円にした方法
娘は28歳という若さで既に資産3000万円を手にしています。



私は28歳だと
200万円くらいでした
どうしてここまで資産が増えたかというと、私が娘が生まれてから貯めていたお金(お祝い金など)が500万円くらいに成長していたからです。
それにプラス、娘は子どもの頃から絵が上手で、高校生で既に絵で収入を得ていたのです。
アプリゲームのイラストの仕事でしたが、今でもずっとその企業とはお付き合いが続いています。
そして娘は私以上にお金を稼ぐことに才能があって、同人活動でかなりの収入を得ました。
コミケなどではすごい列ができて、娘の商品が海外で高く転売されたりしてビックリ!



そのときの収入は
とても学生が稼ぐような
金額ではなかったです
また海外輸出販売も学んで(今でいうセドリ)、持ち前の分析力を生かしてかなりの収入を得ていました。
当時は若いのに急に大きなお金を手にするようになっていたので、金銭感覚がバグってしまい、自分の趣味に関する出費も多かったようですが、それでも着実に貯金を増やしていきました。
更に私の不動産投資のノウハウで娘に買わせたワンルームマンション(安いです)が立地条件と購入時期のおかげで倍額で売れるというラッキーもあって資産3000万円に手が届いたわけです。



娘には稼ぐ力が
あるのが大きいです
シングルマザーでもお金の勉強をして、それぞれの得意なことを生かして着実にお金を増やしてきました。
元々お金を増やすことに興味があるわりには、ハイリスクな投資はせず、堅実な方法で歩んできた2人だからこそ母娘で資産1億円になれたのかなと思っています。



今でも決して
派手な生活はせず
堅実なままです
セミリタイア生活を続けるための3つの支出ルール
1. 固定費は“見直し続ける”前提で考える
→ 通信費や保険は年1回、必ず見直し。
2. 惰性の出費はしない
→ 「これは本当に必要か?」を習慣化。
3. 収入がある月は、積立・再投資に回す
→ 副業収益などは生活費には組み込まず、余力をつくる。
少ないお金でも、”豊かに暮らす”は叶えられます。



1億円の資産があっても
湯水のように使えば
尽きてしまいます
でも、「自分たちにとって必要な支出」にだけお金を使うようにすれば、
月18万円でも、十分満ち足りたセミリタイア生活は可能です。
「老後=節約だけ」でも、「子育て=お金がかかるだけ」でもない。
“自分らしい暮らし方”を、お金の面から整えていく。
それが、私たちのセミリタイアの基本スタイルです。
まとめ
セミリタイアと聞くと、「悠々自適な暮らし」「お金に困らない生活」を思い浮かべるかもしれません。
ですが、資産1億円があっても、安心して暮らしていくには“計画的な生活費管理”が必要不可欠です。
この記事では、実際にセミリタイア生活を送る母娘と赤ちゃんの3人家族が、毎月どのようにお金を使い、将来の資産をどう守っていくかをリアルに紹介しました。
✅私たちのセミリタイア生活の生活費内訳(2025年5月現在)
- 毎月の支出は約18万円
- 食費・日用品:約7万円
- 水道光熱費:約2万円
- 通信費:約1万円
- 娯楽・交際費:約2万円
- 医療費・保険:約2万円
- 教育・育児関連:約2万円
- その他(雑費・特別支出など):約2万円
ローンや家賃の支払いがないとはいえ、物価上昇や子育てにかかるコストは今後も増える可能性があるため、毎月の出費を管理して最適化することがとても大切です。
もし、あなたもセミリタイアを目指すなら…
私たち母娘のように、資産の「見える化」と「現実的な支出管理」から始めてみませんか?
私たちのブログでは、今後も資産運用・子育て・節約術・副収入についてリアルな情報を発信していきますのでどうぞよろしくお願いします♪



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